さつまいもと枝豆で始める、やさしい自然菜園づくり

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海苔小屋の横に広がる小さな庭。
かつては畑があったその場所も、今ではヨモギを筆頭に、いろいろな雑草が元気いっぱいに茂っている。
その庭に、もう一度畑をつくりたい。

完熟堆肥の二次処理も始めたところ。
本当は完熟堆肥を畑に入れようと思っていたけど、堆肥の完成まで待ちきれない!
ここで何か育てたい…。
さつまいもと枝豆なら、今の土でもきっと応えてくれる。
そう信じて、新たな自給チャレンジが始まりました。

さつまいもは痩せた土地でも育つ、心強い存在

畑の再生に向けて、まず選んだのはさつまいも
この野菜は、痩せた土地でもぐんぐん育つことで知られています。

肥料がなくても、しっかり根を張り、葉を茂らせ、やがて土の中に甘いお芋をそっと育ててくれる…。

芋掘りの季節には、子供たちと一緒に泥んこになって収穫したい。
そしてそのまま、BBQ台で炭を起こして焼き芋パーティ!

子供たちにそんな計画を話すと、「いいね♪」と目を輝かせていました。
外で食べる焼き芋の味って、どうしてあんなに格別なんでしょう。

枝豆は土づくりにも、食卓にもやさしい万能豆

もうひとつ植えるのは、大好きな枝豆。

『奇跡のリンゴ』を読んで、豆を植えたくなりました。

枝豆は、ただ美味しいだけじゃなく、土を元気にしてくれる頼もしい植物です。
根に共生する根粒菌が空気中の窒素を取り込んで、次に育てる野菜のための栄養を土に蓄えてくれるのだそう。

もちろん、枝豆は子供たちも大好物。
茹でたてを塩でパラリと味付けして、夏のおやつにぴったりです。

たくさん収穫できたら、完熟させて大豆に変身させるのも楽しみ。

豆腐、豆乳、味噌、醤油、きな粉…
ひと粒の豆から広がる豊かな恵み
豆と先人の知恵には、感謝せずにはいられません。

収穫後のお楽しみ、手作り干し芋

以前、さつまいもから干し芋を作ったことがあります。

じっくり蒸して甘みがぐっと増したさつま芋を、スライスにして天日に干す。
数日後には、自然の甘さがギュッと詰まった、やさしいおやつが完成しました。

子供たちも手が止まらないおいしさ。
今年も収穫できたら、また一緒に干し芋作りをしたいなと思っています。

保存もきくし、おやつにもぴったり。
育てる・食べる・残す。
そんな憧れの生活に一歩前進。

畑づくりの教科書は『1㎡からはじめる自然菜園』

私はなかなか家から遠い畑には出られないので、畝(うね)づくりと植え付けは頼れるパパにお任せ。
参考にしているのは、竹内孝功さんの著書『1㎡からはじめる自然菜園』です。

農薬や化学肥料に頼らず、自然の力を活かす方法が、やさしい語り口とイラストでわかりやすく紹介されています。

初心者の私たちでもすぐに実践できるアイデアがたくさん詰まっていて、心強い一冊です。

小学校の時に朝顔を育てた記憶しかないパパでも、畝が作れました。

芋づるをつないで、未来へ

さつまいもを収穫したあとに残る、元気な芋づるたち
今年はその芋づるを丁寧に保存して、来年の苗として使ってみたいと思います。

秋に収穫した芋づるは、

  • 水につけて発根させる
  • ビニール袋に入れて越冬させる

といった方法で冬越しできるそうです。
うまくいけば、春にはもう苗を買わずに育てる準備が整うというわけです。

「つくって、のこして、つなげていく」

自然と共にある菜園の、ゆっくりとしたサイクルがとても好きです。
そこには、自然と共に生きる安心感があります。

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