枝豆に五目煮豆、黒豆茶に金時煮豆…。
わたし、実は豆が大好き。
以前は冷凍の枝豆や、大豆の水煮パックをよく買っていました。
でも、ある時ふと思い出したのが、子供の頃に食べた、ばあちゃんの枝豆。
それは、それはもう、甘くて、ホクホクで…
市販の枝豆とは全くの別物!
「手づくりって、こんなに違うんだ…」と、思い出の味が今でも忘れられません。
プランターで、枝豆づくりに挑戦!
そんな思い出もあって、今年は枝豆のプランター栽培にチャレンジすることにしました。
お店で枝豆の”種”を買ってみてビックリ!

あれ?これって…乾燥大豆?
調べてみると、やっぱりそうでした。
枝豆は、収穫のタイミングが違うだけで、実は大豆と同じ豆なんだそう。
【メモ】
枝豆と大豆は基本的に同じ植物。
違いは「未成熟(青いうち)」で収穫するか、「成熟後(乾燥状態)」で収穫するか。
食用の乾燥大豆でも芽がでる場合もあるけど、発芽率や品種の保証がないので、育てるなら”種用”の大豆がおすすめ。
ふだん何気なく食べているけれど、知らないことってまだまだあるなぁ…。
そんな気づきから、ますます豆に興味が湧いてきました。
乾燥大豆から煮豆を作ってみたら…最高だった!
枝豆だけじゃなくて、大豆の煮豆もやっぱり好き。
ふと思い立って、乾燥大豆から煮豆を手づくりしてみたら、これがもう…驚きの美味しさ!

しかも、電気圧力鍋で作ったら意外とカンタン!
【作り方メモ】
1.乾燥大豆をさっと洗う
2.6時間ほど水に浸す

3.浸水した大豆と水を圧力鍋にセット(加圧時間:約20分)
4.放置で完成!

市販の水煮パックとは比べものにならないおいしさ。
しかも、多めに作って冷凍しておけば、いつでも使えて便利!
手作りの煮豆、リピ確定です。
JAで見つけた「豆の世界」!
そんなある日、近所のJAに行ってみると…
なんと、いろんな種類の豆がずらり!!
- 白花豆
- 青大豆
- 紫花豆
- 金時豆
白、緑、紫、茶色、ぶつぶつ模様まで。
それぞれに色も形も違っていて、まるで豆の図鑑みたい。
「わぁ〜!こんなに種類があるんだ!」
「どんな味なんどろう?どんな育ち方をするんだろう?」
みているだけでワクワクしてきました。
今度ひとつずつ買って、食べ比べてみようかな。
もしかしたら、気に入った豆を育ててみたくなるかもしれない。
そんな想像を膨らませています。
気になるJ Aで見かけた、キレイな豆たち
特に気になったのがこの4つの豆たち。
調べてみました。
白花豆(しろはなまめ)
北海道など寒冷地で栽培される、高品質のインゲン豆。
大粒で白く、煮崩れしにくく、上品な甘さが特徴です。
砂糖煮や甘納豆によく使われ、ふっくらとした煮豆にすると絶品!
【育てるメモ】
生育期間が長く、つるあり種が多い。支柱やネットが必要。温暖地ではやや難易度高め。
青大豆(あおだいず)
その名の通り、緑がかった大豆。
普通の大豆よりも甘みと香りが強く、枝豆のような風味があります。
豆ごはんや煮豆、味噌作りにも向いていて、栄養価も高い!
【育てるメモ】
普通の大豆と同じ感覚で育てられる。種用の青大豆を選べば発芽率も安定。
紫花豆(むらさきはなまめ)
インパクト抜群!紫に黒の模様が入った大粒の豆です。
甘く煮ると、ほくほくとした食感が楽しめ、和菓子や煮豆に人気。
観賞用としても美しく、花も大きく鮮やか!
【育てるメモ】
高冷地向き。つる性で生育旺盛なので、ベランダでの栽培には工夫が必要。支柱・スペースの確保を。
金時豆(きんときまめ)
赤くてつややかな色合いが特徴。
五目煮豆、金時煮豆、チリコンカンにも!
クセがなく、やわらかく煮るととても美味しい豆です。
【育てるメモ】
インゲン豆の仲間で、乾燥してから収穫。暑さに弱いので、春まき・初夏収穫が◎。
どれから食べてみよう?
見た目も味も個性豊か豆たち。
育てるのは少しハードルが高い種類もあるけれど、まずは「食べてみる」ところから始めてみようかな。
お気に入りが見つかったら、来年の菜園仲間に迎えてみるのも楽しそうです!
食べること、育てること、知ること
豆って、食べるだけじゃなくて、育てても楽しいし、知れば知るほど奥深い。
「食べること=命をいただくこと」なんだと、あらためて感じさせられます。
そして、もうひとつ嬉しいことに、豆を育てると土が元気になるという一面も。
豆は「根粒菌(こんりゅうきん)」という微生物と共生していて、根っこに窒素を固定していてくれるんです。
そのおかげで、育てたあとの土がふかふかで栄養豊かに。
ほかの野菜を植える前の”土づくり”にも、豆はぴったりの存在なんですね。
ぐるぐる自然菜園プランターでの野菜づくりと同じように、豆との出会いもまた、私の「暮らしの循環」の一部になりそうです。
食べて、育てて、つなぐ。豆との新しい暮らし、はじまります
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